春の季語

  1. 行く春や鳥啼き魚の目は泪 芭蕉【季語=行く春(春)】

    行く春や鳥啼き魚の目は泪芭蕉芭蕉『奥の細道』が杜甫・李白の影響下にあることはよく語られるけれど、王維・白居易からのそれだって無視できないと思う。「三月尽」に象徴される「去りゆく季節」の主題とこの俳人…

  2. 復興の遅れの更地春疾風  菊田島椿【季語=春疾風(春)】

    復興の遅れの更地春疾風菊田島椿菊田島椿は宮城県気仙沼の沖に…

  3. 雛納めせし日人形持ち歩く 千原草之【季語=雛納(春)】

    雛納めせし日人形持ち歩く千原草之(ちはらそうし)()()()()()()(…

  4. 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな 加藤楸邨【季語=木の芽(春)】

    隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな加藤楸邨(『雪後の天』1943年 交蘭社)…

  5. 雛飾りつゝふと命惜しきかな 星野立子【季語=雛飾る(春)】

    雛飾りつゝふと命惜しきかな星野立子今日3月3日は雛祭(ひな…

  6. 引越の最後に子猫仕舞ひけり 未来羽【季語=子猫(春)】

  7. 軋みつつ花束となるチューリップ 津川絵理子【季語=チューリップ(春)】

  8. 春雷や刻来り去り遠ざかり 星野立子【季語=春雷(春)】

  9. 花ミモザ帽子を買ふと言ひ出しぬ 星野麥丘人【季語=花ミモザ(春)】

  10. 九頭龍へ窓開け雛の塵払ふ 森田愛子【季語=雛(春)】

  11. 幻影の春泥に投げ出されし靴 星野立子【季語=春泥(春)】

  12. 冴えかへるもののひとつに夜の鼻 加藤楸邨【季語=冴返る(春)】

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  3. 潜り際毬と見えたり鳰 中田剛【季語=鳰(冬)】 
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