冬の季語

【冬の季語】蓮根掘

【冬の季語=初冬(11月)】蓮根掘

【ミニ解説】

蓮根」(れんこん)は、秋から冬にかけてが最盛期。

俳句では「蓮根掘る」や「蓮根掘」が初冬の季語とされています。

「り」を送って「蓮根掘り」とすることもありますが、基本的には「蓮根」は「はすね」と読みます。


【蓮根掘(上五)】
蓮根掘地より暮色を引きいだす 有働亨
蓮根掘腰に夕日の及びけり 坂本たか子
蓮根掘ひとりとなりて影絵めく 橋本榮治

【蓮根掘(中七)】

【蓮根掘(下五)】
手探りで来た人生や蓮根掘る すずき春雪
筑波嶺のかがひの裔の蓮根掘り 森澄雄
怠けたくとも岸遠き蓮根掘 鷹羽狩行
空を見て足でまさぐる蓮根掘 柚口満


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