冬の季語

【冬の季語】鬼やらう

【冬の季語=晩冬(2月)】鬼やらう

節分」に「豆を撒く」こと。

名詞として「鬼やらい」として使うこともある。

歴史的仮名遣いだと「鬼やらふ」。


【鬼やらふ(上五)】
鬼やらふ画室書斎と闇のまま 皆吉爽雨
鬼やらふ声を母へも促しぬ 奈良文夫
鬼やらふ闇の親しき夜なりけり 西村麒麟

【鬼やらふ(中七)】
大雪のなほ降る闇へ鬼やらふ 相馬遷子
幼くて鬼やらひをる壁隣 鷹羽狩行

【鬼やらふ(下五)】


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