冬の季語

【冬の季語】節分

【冬の季語=晩冬(2月)】節分

立春」(毎年2月4日ごろ)の前日のこと。

一般的には「鬼は外、福は内」と声を出しながら「豆撒」をして、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる「厄除」=「追儺」を行う。寺などで行われる大々的な行事を「節分会」という。

「季節を分ける」という表記からも想像がつくように、もともとは、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを指していた。

太陰太陽暦(旧暦)では、「立春」に最も近い新月を「元日」として、月(太陰)の満ち欠けを基準(月切)にした元日(「旧正月」)と、太陽黄経を基準(節切)にした「立春」は、ともに「新年」ととらえられていた。

そのため、旧暦12月末日(「大晦日」)と「立春」前日の「節分」は、ともに年越しの日と意識されていたことになる。節分を「年越し」「年取り」と呼ぶ地域は、現在も残っている。


【節分(上五)】
節分の高張立ちぬ大鳥居 原石鼎
節分の鬼に金棒てふ菓子も 後藤比奈夫
節分の海の町には海の鬼 矢島渚男
節分の雪へたへたと降りつもり 小川軽舟
節分の豆は本気で投げていい 五十嵐箏曲
節分や男のつどふ奥の小間 太田うさぎ
節分の鬼の覗きし鏡かな 西村麒麟

【節分(中七)】
かきくもりけり節分の櫟原 石田波郷
持てば軽くて節分の鬼の面 辻田克巳
人に戻りて節分の豆拾ふ 西生ゆかり

【節分(下五)】

【その他】
ぜんざいを食べて優しい鬼になる  森田智子


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