冬の季語

【冬の季語】大晦日

【冬の季語=仲冬(12月)】大晦日

【ミニ解説】

大晦日は、1年の最後の日。

天保暦(旧暦)など日本の太陰太陽暦では12月30日(または12月29日)であった。

そのため、「おおみそか=大三十日」と呼ばれる。

漱石が来て虚子が来て大三十日おおみそか 正岡子規

現在のグレゴリオ暦(新暦)では12月31日。翌日は新年(1月1日)となる。

「大晦」(おおつごもり)とも呼ばれ、日本では、年神を迎えることにちなむ行事が行われる。

「大年」(おおとし)ともいう。


【大晦日(上五)】
大晦日定めなき世のさだめ哉 井原西鶴
大晦日御免とばかり早寝せる 石塚友二
大晦日犬が犬の尾垂れている 清水哲男

【大晦日(中七)】

【大晦日(下五)】
どこを風が吹くかと寝たり大三十日 小林一茶
父祖の地に闇のしづまる大晦日 飯田蛇笏
袖濡れて硯洗へり大三十日 水原秋櫻子
田園の闇ふかぶかと大晦日 日野草城
長考に結論はなし大晦日 桂信子
火気絶ちて眠るひとりの大晦日 菖蒲あや
牛小屋に牛帰りつぐ大晦日 石田勝彦
ただひとり風の音聞く大晦日 渥美風天
あの枝の光る見にゆく大晦日 如月真菜
ポテサラの美味い雀荘大晦日 北大路翼


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 【冬の季語】小寒
  2. 【春の季語】三椏の花
  3. 【冬の季語】節分会
  4. 【秋の季語】林檎
  5. 【冬の季語】咳
  6. 【夏の季語】バナナ
  7. 【夏の季語】河童忌/我鬼忌 龍之介忌
  8. 【春の季語】花

おすすめ記事

  1. 「パリ子育て俳句さんぽ」【5月14日配信分】
  2. 【春の季語】月朧
  3. 「野崎海芋のたべる歳時記」鴨鍋
  4. Tシャツに曰くバナナの共和国 太田うさぎ【季語=バナナ(夏)】
  5. 神保町に銀漢亭があったころ【第44回】西村麒麟
  6. 神保町に銀漢亭があったころ【第85回】土肥あき子
  7. 父の日やある決意してタイ結ぶ 清水凡亭【季語=父の日(夏)】
  8. 【連載】加島正浩「震災俳句を読み直す」第9回
  9. 春の水とは濡れてゐるみづのこと 長谷川櫂【季語=春の水(春)】
  10. 【連載】歳時記のトリセツ(13)/関悦史さん

Pickup記事

  1. 「野崎海芋のたべる歳時記」苺のシャンティイ風
  2. 【新連載】きょうのパン句。【#1】BEAVER BREAD
  3. 水吸うて新聞あをし花八ツ手 森賀まり【季語=花八ツ手(冬)】
  4. 【書評】日下野由季 第2句集『馥郁』(ふらんす堂、2018年)
  5. 神保町に銀漢亭があったころ【第105回】藤森荘吉
  6. 来て見ればほゝけちらして猫柳 細見綾子【季語=猫柳(春)】
  7. 懐石の芋の葉にのり衣被  平林春子【季語=衣被(秋)】
  8. 七夕のあしたの町にちる色帋   麻田椎花【季語=七夕(秋)】
  9. 氷上の暮色ひしめく風の中 廣瀬直人【季語=氷(冬)】
  10. 【冬の季語】寒夕焼
PAGE TOP