【冬の季語】鬼やらい

【冬の季語=晩冬(2月)】鬼やらい

節分」に「豆を撒く」こと。

動詞的に「鬼やらう」として使うこともある。

歴史的仮名遣いだと「鬼やらひ」。


【鬼やらい(上五)】
赤鬼は日本の鬼鬼やらひ 石田波郷

【鬼やらい(中七)】
かといつて鬼やらひにも礼儀はある 五十嵐箏曲

【鬼やらい(下五)】
道ばたの雪の伏屋の鬼やらひ 高浜虚子
またたきて星大粒や鬼やらひ 森澄雄
廂より夜空はじまる鬼やらひ 廣瀬直人
灯のいろを踏めば氷や鬼やらひ 長谷川櫂
夕方の石のしづかな鬼やらひ 田口茉於


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