象の足しづかに上る重たさよ 島津亮(『紅…
にんじんサラダわたし奥様ぢやないぞ 小川…
猫と狆と狆が椎茸ふみあらす 島津亮 先日…
すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる 阿…
冷房とまる高階純愛の男女残し 金子兜太(…
男色や鏡の中は鱶(ふか)の海 男波弘志(…
ほこりつぽい叙情とか灯を積む彼方の街 金…
どれも椋鳥ごきげんよう文化祭 小川楓子(…
秋思かがやくストローを嚙みながら) 小川…
もう逢わぬ距(へだた)りは花野にも似て …
スタールビー海溝を曳く琴騒の 八木三日女…
未生以前の石笛までも刎ねる) 小野初江)…