言葉がわからないので笑うてわかれる露草咲…
鴨が来て池が愉快となりしかな 坊城俊樹 …
きちかうの開きて青き翅脈かな() 遠藤由…
霧晴れてときどき雲を見る読書() 田島健…
紅さして尾花の下の思ひ草 深谷雄大(『吉…
指は一粒回してはづす夜の葡萄 上田信治 …
ふんだんに星糞浴びて秋津島() 谷口智行…
蟷螂の怒りまろびて掃かれけり 田中王城(…
置替へて大朝顔の濃紫 川島奇北(かわしま…
愉快な彼巡査となつて帰省せり 千原草之(…
やはらかきところは濡れてかたつむり() …
炎天を山梨にいま来てをりて 千原草之(ち…