て
-
きちかうの開きて青き翅脈かな 遠藤由樹子【季語=きちかう(秋)】
きちかうの開きて青き翅脈かな()遠藤由樹子わたくしごとになるが、アメリカの秋分の日だった、先週の水曜日の9月22日、仲秋の月のもと、夫でピアニストTaka Kigawa(木川貴幸)のリサイタルがマン…
-
霧晴れてときどき雲を見る読書 田島健一【季語=霧(秋)】
霧晴れてときどき雲を見る読書()田島健一ニューヨークの残暑…
-
紅さして尾花の下の思ひ草 深谷雄大【季語=思ひ草(秋)】
紅さして尾花の下の思ひ草深谷雄大(『吉曜』)〈思ひ草〉とは…
-
指は一粒回してはづす夜の葡萄 上田信治【季語=葡萄(秋)】
指は一粒回してはづす夜の葡萄上田信治少人数で泊りがけの吟行…
-
ふんだんに星糞浴びて秋津島 谷口智行【季語=星糞(秋)】
ふんだんに星糞浴びて秋津島()谷口智行〈星糞(ほしくそ)〉…
-
蟷螂の怒りまろびて掃かれけり 田中王城【季語=蟷螂(秋)】
-
置替へて大朝顔の濃紫 川島奇北【季語=朝顔(秋)】
-
愉快な彼巡査となつて帰省せり 千原草之【季語=帰省(夏)】
-
やはらかきところは濡れてかたつむり 齋藤朝比古【季語=蝸牛(夏)】
-
炎天を山梨にいま来てをりて 千原草之【季語=炎天(夏)】
-
夏潮のコバルト裂きて快速艇 牛田修嗣【季語=夏潮(夏)】
-
好きな樹の下を通ひて五月果つ 岡崎るり子【季語=五月果つ(夏)】