1. 靴音を揃えて聖樹まで二人 なつはづき【季語=聖樹(冬)】

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  3. 短日のかかるところにふとをりて 清崎敏郎【季語=短日(冬)】

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  4. 木枯やたけにかくれてしづまりぬ 芭蕉【季語=木枯(冬)】

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  7. 海くれて鴨のこゑほのかに白し 芭蕉【季語=鴨(冬)】

  8. 野分吾が鼻孔を出でて遊ぶかな 永田耕衣【季語=野分(秋)】

  9. ここまでは来たよとモアイ置いていく 大川博幸

  10. どつさりと菊着せられて切腹す 仙田洋子【季語=菊(秋)】

  11. 昼ごろより時の感じ既に無くなりて樹立のなかに歩みをとどむ 佐藤佐太郎

  12. みちのくに生まれて老いて萩を愛づ  佐藤鬼房【季語=萩(秋)】

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