秋めくや焼鳥を食ふひとの恋 石田波郷 …
夏が淋しいジャングルジムを揺らす 五十嵐…
露草を持つて銀行に入つてゆく) 飯島晴子…
起座し得て爽涼の風背を渡る 肥田埜勝美 …
すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる 阿…
瀧見人子を先だてて来りけり) 飯島晴子 …
おほぞらを剝ぎ落したる夕立かな 櫛部天思…
妹は滝の扉を恣 小山玄紀 8月、9月の担…
中干しの稲に力を雲の峰 本宮哲郎 今回よ…
白衣とて胸に少しの香水を 坊城中子(『櫓…
軽き咳して夏葱の刻を過ぐ) 飯島晴子 …
未来より滝を吹き割る風来たる 夏石番矢(…