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起座し得て爽涼の風背を渡る 肥田埜勝美【季語=爽涼(秋)】
起座し得て爽涼の風背を渡る肥田埜勝美毎年のことですが、立秋を過ぎてこの暑さ。身体に堪えますねぇ、ホントに。目にはさやかに見えねどもとは言いますが、季節の流れが牛歩のごとく感じます。個人的なこ…
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すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる 阿部完市
すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる阿部完市あっという間に…
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瀧見人子を先だてて来りけり 飯島晴子【季語=滝見(夏)】
瀧見人子を先だてて来りけり)飯島晴子 この「子」は何も小さ…
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おほぞらを剝ぎ落したる夕立かな 櫛部天思【季語=夕立(夏)】
おほぞらを剝ぎ落したる夕立かな櫛部天思 会社の同僚や古くか…
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妹は滝の扉を恣 小山玄紀【季語=滝(夏)】
妹は滝の扉を恣小山玄紀8月、9月の担当になりました宮本佳世…
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中干しの稲に力を雲の峰 本宮哲郎【季語=雲の峰(夏)】
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白衣とて胸に少しの香水を 坊城中子【季語=香水(夏)】
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軽き咳して夏葱の刻を過ぐ 飯島晴子【季語=夏葱(夏)】
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未来より滝を吹き割る風来たる 夏石番矢【季語=滝(夏)】
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夕凪を櫂ゆくバター塗るごとく 堀本裕樹【季語=夕凪(夏)】
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水中に風を起せる泉かな 小林貴子【季語=泉(夏)】
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金魚屋が路地を素通りしてゆきぬ 菖蒲あや【季語=金魚(夏)】