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胸の炎のボレロは雪をもて消さむ 文挾夫佐恵【季語=雪(冬)】
胸の炎(ほ)のボレロは雪をもて消さむ)文挾夫佐恵小学校の頃に意識的に何か趣味を持とうとした時期があった。友達と楽しみを共有し合えるような共通の趣味を持てば良いのだが、なぜか盆栽に興味を持った。祖父や…
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鱶のあらい皿を洗えば皿は海 谷さやん【季語=鱶(冬)】
鱶のあらい皿を洗えば皿は海)谷さやん『谷さやん句集』2022年12月…
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受賞者の一人マスクを外さざる 鶴岡加苗【季語=マスク(冬)】
受賞者の一人マスクを外さざる)鶴岡加苗 人生のどん…
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雪が降る千人針をご存じか 堀之内千代【季語=雪(冬)】
雪が降る千人針をご存じか)堀之内千代『堀之内千代句集 百歳の計』2015年…
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冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ 川崎展宏【季語=冬(冬)】
冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ)川崎展宏 ブレンディのCMで…
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毛帽子をかなぐりすててのゝしれる 三木朱城【季語=毛帽子(冬)】
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牡蠣舟やレストーランの灯をかぶり 大岡龍男【季語=牡蠣舟(冬)】
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高梁折れて頬を打つあり鶉追ふ 三溝沙美【季語=鶉(秋)】
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手を入れてみたき帚木紅葉かな 大石悦子【季語=紅葉(秋)】
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ほこりつぽい叙情とか灯を積む彼方の街 金子兜太
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ひよんの実や昨日と違ふ風を見て 高橋安芸【季語=ひよんの実(秋)】
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しんじつを籠めてくれなゐ真弓の実 後藤比奈夫【季語=真弓の実(秋)】