冬の季語

【冬の季語】縄跳

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【冬の季語=初冬〜晩冬(11〜1月)】縄跳

【解説】

日本においては、1878年にドイツから輸入された器械体操の道具の中に縄跳びの縄が入っていたのが起源です(しかし、遊びとしての縄跳びは、遅くとも室町時代にはあったらしい)。

主に小学生がやる遊び。冬の季語となっているのは、春と秋が運動会シーズンであること、そして夏は熱中症のリスクが有り、夏しかできない水泳指導が全面で入ることがにより、冬が残るというわけですかね。

縄跳びといえば、そんなわけで俳句でも「冬」ということになっています。


【縄跳(上五)】

縄跳びの縄は冷えねど夜迫る 中村草田男
縄跳のこゑつづくなり泪ふと 藤田湘子
縄跳の弧が放ちたる少女かな 大石悦子
縄飛の縄が夕日を絡め捕る 伊藤伊那男
縄とびを兄にゆづりて黙りけり 依光陽子
縄跳のもはや縄とはいへぬ音 小泉和貴子
縄跳をもつて大縄跳へ入る 小鳥遊五月
縄跳や肩幅に空立ちあがる 渡部有紀子

【縄跳(中七)】

【縄跳(下五)】


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