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誰をおもひかくもやさしき雛の眉 加藤三七子【季語=雛(春)】
誰をおもひかくもやさしき雛の眉加藤三七子(『無言詣』)3月3日は桃の節句である。古代中国では、桃は邪気を祓うと考えられており、その花の開花する時期に定められた式日であった。桃は花も実も若い女性を思わ…
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鷹鳩と化して大いに恋をせよ 仙田洋子【季語=鷹鳩と化す(春)】
鷹鳩と化して大いに恋をせよ仙田洋子 この度のわが人生の節目…
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鶯に蔵をつめたくしておかむ 飯島晴子【季語=鶯(春)】
鶯に蔵をつめたくしておかむ)飯島晴子当然「に」がポイントと…
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春一番競馬新聞空を行く 水原春郎【季語=春一番(春)】
春一番競馬新聞空を行く水原春郎2月15日、関東地方に「春一…
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トラックに早春を積み引越しす 柊月子【季語=早春(春)】
トラックに早春を積み引越しす)(柊月子『雪華』2023年5月号…
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辛酸のほどは椿の絵をかけて 飯島晴子【季語=椿(春)】
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針供養といふことをしてそと遊ぶ 後藤夜半【季語=針供養(春)】
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雪折を振り返ることしかできず 瀬間陽子【季語=雪折(冬)】
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足跡が足跡を踏む雪野かな 鈴木牛後【季語=雪野(冬)】
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寒いねと彼は煙草に火を点ける 正木ゆう子【季語=寒い(冬)】
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白梅や粥の面てを裏切らむ 飯島晴子【季語=白梅(春)】
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室咲きをきりきり締めて届きたり 蓬田紀枝子【季語=室咲(冬)】