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いちじくを食べた子供の匂ひとか 鴇田智哉【季語=いちじく(秋)】
いちじくを食べた子供の匂ひとか)鴇田智哉ああ、わかる。と感じて忘れられない句がある。全部はわからないけれど、この先にもっと何かある、と感じて忘れられない句がある。この作者の作品はいつ…
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琴墜ちてくる秋天をくらりくらり 金原まさ子【季語=秋天(秋)】
琴墜ちてくる秋天をくらりくらり)金原まさ子 金原まさ子が1…
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ひるすぎの小屋を壊せばみなすすき 安井浩司【季語=すすき(秋)】
ひるすぎの小屋を壊せばみなすすき安井浩司小屋はバラックのよ…
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秋思かがやくストローを嚙みながら 小川楓子【季語=秋思(秋)】
秋思かがやくストローを嚙みながら)小川楓子小説を読むように…
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一燈を消し名月に対しけり 林翔【季語=名月(秋)】
一燈を消し名月に対しけり)林翔 月は可能な限り毎日見ている…
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帰るかな現金を白桃にして 原ゆき【季語=白桃(秋)】
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季すぎし西瓜を音もなく食へり 能村登四郎【季語=西瓜(秋)】
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みづうみに鰲を釣るゆめ秋昼寝 森澄雄【季語=鯊・秋昼寝(秋)】
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秋草のはかなかるべき名を知らず 相生垣瓜人【季語=秋草(秋)】
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生垣や忘れ一葉を落し掃く 村尾公羽【季語=一葉(秋)】
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八月の灼ける巌を見上ぐれば絶倫といふ明るき寂寥 前登志夫【季語=夏山(夏)】
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盥にあり夜振のえもの尾をまげて 柏崎夢香【季語=夜振(夏)】