1. いちじくを食べた子供の匂ひとか 鴇田智哉【季語=いちじく(秋)】

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  10. 生垣や忘れ一葉を落し掃く   村尾公羽【季語=一葉(秋)】

  11. 八月の灼ける巌を見上ぐれば絶倫といふ明るき寂寥 前登志夫【季語=夏山(夏)】

  12. 盥にあり夜振のえもの尾をまげて   柏崎夢香【季語=夜振(夏)】

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