「探梅」をすること。
【梅探る(上五)】香を探る梅に蔵見る軒端かな 松尾芭蕉
【梅探る(中七)】軒の柊梅を探るにおぼつかなし 服部嵐雪
【梅探る(下五)】大寺の一塔頭の梅探る 高野素十心当てあらぬとはなく梅探る 上田五千石もう何もなきところまで梅探る 藤崎久を大仏のうしろの山の梅探る 長谷川櫂虚子とその仲間のやうに梅探る 西村麒麟
煌々と渇き渚・渚をずりゆく艾 …
メロン食ふたちまち湖を作りつつ…
熟れ麦はほろびのひかり夕日また…
しまうまがシャツ着て跳ねて夏来…
捩花の誤解ねぢれて空は青 細谷…
今年の蠅叩去年の蠅叩 山口昭男…