冬の季語

【冬の季語】探梅

【冬の季語=晩冬(1月)】探梅

春にならぬ内から「早梅」を探って(「梅林」ではなく)山家を歩き回ること。

「探梅行」とも。また、動詞的に「梅探る」ということもある。


【探梅(上五)】
探梅のこころもとなき人数かな 後藤夜半
探梅や枝のさきなる梅の花 高野素十
探梅や遠き昔の汽車にのり 山口誓子
探梅や官吏と分る服を着て 後藤章
探梅やかばんを持たぬ者同士 櫂未知子
探梅や武家の道から公家の庭 齋藤朝比古

【探梅(中七)】

【探梅(下五)】


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 【秋の季語】秋の暮/秋の夕 秋の夕べ
  2. 【新年の季語】繭玉
  3. 【冬の季語】冬川
  4. 【春の季語】蝶生る
  5. 【秋の季語】草紅葉/草の錦
  6. 【秋の季語】椎茸
  7. 【春の季語】浜下り
  8. 【冬の季語】数え日

おすすめ記事

  1. 【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#19
  2. 時雨るるや新幹線の長きかほ 津川絵理子【季語=時雨(冬)】
  3. 【秋の季語】霧
  4. 神保町に銀漢亭があったころ【第20回】竹内宗一郎
  5. 秋櫻子の足あと【第9回】谷岡健彦
  6. 【新連載】きょうのパン句。【#2】ル・フィヤージュ
  7. 【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#5
  8. 【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#7
  9. 【読者参加型】コンゲツノハイクを読む【2022年6月分】
  10. 神保町に銀漢亭があったころ【第110回】今井康之

Pickup記事

  1. 【#24】愛媛の興居島
  2. こんな本が出た【2021年1月刊行分】
  3. 【#26-2】愛媛県南予地方と宇和島の牛鬼(2)
  4. 血を分けし者の寝息と梟と 遠藤由樹子【季語=梟(冬)】 
  5. 趣味と写真と、ときどき俳句と【#01】「木綿のハンカチーフ」を大学授業で扱った時のこと
  6. 【冬の季語】寒し
  7. 全国・俳枕の旅【第72回】 松山・石手寺と篠原梵
  8. 観音か聖母か岬の南風に立ち 橋本榮治【季語=南風(夏)】
  9. 紫陽花剪るなほ美しきものあらば剪る 津田清子【季語=紫陽花(夏)】
  10. 毛帽子をかなぐりすててのゝしれる     三木朱城【季語=毛帽子(冬)】
PAGE TOP