【冬の季語】梅早し

【冬の季語=晩冬(1月)】梅早し

立春」を待たずに咲き始める「」の花のこと。「早梅」とも。

早梅をたずねて山谷を歩き回ることを「探梅」という。


【梅早し(上五)】
梅早しポンプ一突き水溢れ 中村汀女
梅早しゑがけるごとく日かかる 橋本鶏二
梅早し改札口に海は藍  福田蓼汀

【梅早し(中七)】

【梅早し(下五)】
よき流ありて暖か梅早し 高浜虚子
菜をかけてありのすさびの梅早し 富安風生
小鼓のポポとうながす梅早し 松本たかし
泛子一つづつを閲して梅早し 波多野爽波
百木の一木にして梅早し 綾部仁喜


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