「正月」の「三が日」に出会う鼠のこと。忌み詞のひとつ。
【嫁が君(上五)】嫁が君囃す傘寿の第一歩 後藤比奈夫嫁が君ほどの器量のあらまほし 鷹羽狩行嫁が君噛む吸ふ齧る突く舐める 中嶋憲武
【嫁が君(中七)】
【嫁が君(下五)】何くはぬ顔して覗け嫁が君 井上井月行燈の油なめけり嫁が君 正岡子規ぬばたまの閨かいまみぬ嫁が君 芝不器男あめつちの音のはじめの嫁が君 上田五千石ぬばたまの闇よりちよいと嫁が君 鷹羽狩行立ち止まりては考へて嫁が君 鷹羽狩行かへりみて築地なつかし嫁が君 小川軽舟
熟れ麦はほろびのひかり夕日また…
しまうまがシャツ着て跳ねて夏来…
捩花の誤解ねぢれて空は青 細谷…
今年の蠅叩去年の蠅叩 山口昭男…
かんぱちも乗せて離島の連絡船 …
毎月第1日曜日は、歌人・服部崇…