角川「俳句」2026年3月号にて、第14回星野立子賞・星野立子新人賞が発表され、星野立子賞は「澤」の池田瑠那さんの『心柱』(文學の森、2025年)に決定した。選考委員は、宮坂静生、西村和子、小澤實、井上弘美、星野高士。同氏は、同年に刊行した評論集『境目に立つ、異界に坐す――犀星・楸邨・泰の世界――』で第40回俳人協会評論新人賞を受賞したばかり。
男女1名ずつ、新作50句で競われる星野立子新人賞は、男性部門で「炎環」所属・前田拓さんの「雪の種子」、女性部門で「街」所属・高勢祥子さんの「柏槇」が受賞した。選考委員は、対馬康子、今井聖、星野高士の3名。受賞者の皆さん、おめでとうございます。
句集 心柱 単行本 – 2025/9/25
池田 瑠那 (著)
爽秋や釿目しるく心柱草木塔を前にして、しばし人間中心、人間本位の思想を脱し得た。五重塔の心柱を拝観し、常に何かに急き立てられるような時間観から解放された。おそらく、句を詠もう、素直な気持ちで対象に向き合おうとする姿勢が私にそれを可能にしたのだ――。(「あとがき」より)
平成28年以降に詠んだ句より320句を収載。

