川を見るバナナの皮は手より落ち 高濱虚子…
浄土からアンコールワットへ大西日 佐藤文…
流しさうめん池田澄子を逃れくる 水内慶太…
ごーやーちゃんぷるーときどき人が泣く …
かき氷日本を捨てる話して 橋本直 かつて…
どちらかと言へば麦茶の有難く 稲畑汀子 …
夏落葉降るや起ちても座りても 宇多喜代…
Tシャツに曰くバナナの共和国 太田うさぎ…
初鰹黒潮を来し尾の緊まり 今瀬一博 ご存…
神は死んだプールの底の白い線 高柳克弘 …