【ミニ解説】
ずっと日本に留まる鴨もいるが、「渡り鳥」なので、秋になると北国より渡り来て、春になると帰ってゆく。「鴨引く」と動詞的に用いられることもある。「鴨帰る」とも。
【引鴨(上五)】引鴨の羽音ののこる日暮空 福田甲子雄引鴨に北国はまだ雪の日々 鈴木真砂女引鴨に一夜の雪や前白根 藤田湘子引鴨にやはらかく口噤みゐる 石田郷子
【引鴨(中七)】
【引鴨(下五)】
【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】
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