3月3日の節句(上巳の節句、桃の節句)で、幼い女子の健やかな成長を祈り、「雛人形」を飾ること。
「雛飾り」と「り」を送ることもある。
また、「雛飾る」と動詞化して用いられることもある。
【雛飾(上五)】
【雛飾(中七)】焦土にて雛飾り得るは幸なるか 杉山岳陽
【雛飾(下五)】エッフェル塔見ゆる小部屋に雛飾り 柳田静爾楼三十にわが近づきぬ雛飾り 山口波津女
【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】
煌々と渇き渚・渚をずりゆく艾 …
メロン食ふたちまち湖を作りつつ…
熟れ麦はほろびのひかり夕日また…
しまうまがシャツ着て跳ねて夏来…
捩花の誤解ねぢれて空は青 細谷…
今年の蠅叩去年の蠅叩 山口昭男…