人はみななにかにはげみ初桜 深見けん二 …
三月の又うつくしきカレンダー 下田実花(…
雛納めせし日人形持ち歩く 千原草之(ちは…
雛飾りつゝふと命惜しきかな 星野立子 今…
春雷や刻来り去り遠ざかり 星野立子 どう…
九頭龍へ窓開け雛の塵払ふ 森田愛子 月末…
幻影の春泥に投げ出されし靴 星野立子(『…
梅の径用ありげなる人も行く 今井つる女(…
来よ来よと梅の月ヶ瀬より電話 田畑美穂女…
閏の会 前北かおる(「夏潮」会員) 私は…
梅ほつほつ人ごゑ遠きところより 深川正一…
水仙や古鏡の如く花をかかぐ 松本たかし …