いちじくを食べた子供の匂ひとか) 鴇田智…
九十の恋かや白き曼珠沙華 文挾夫佐恵(『…
ひるすぎの小屋を壊せばみなすすき 安井浩…
秋灯の街忘るまじ忘るらむ) 髙柳克弘 …
ある年の子規忌の雨に虚子が立つ 岸本尚毅…
駅蕎麦の旨くなりゆく秋の風 大牧広(『大…
目のなかに芒原あり森賀まり 田中裕明(『…
【第3回】薔薇の蕾のひらくとき(2010…
ときじくのいかづち鳴つて冷やかに 岸本尚…
九月来る鏡の中の無音の樹) 津川絵理子 …
葛の花むかしの恋は山河越え 鷹羽狩行(『…
天高し深海の底は永久に闇 中野三允(『三…