好きな樹の下を通ひて五月果つ 岡崎るり子…
指入れてそろりと海の霧を巻く 野崎憲子 …
わが影を泉へおとし掬ひけり 木本隆行 ニ…
春泥を帰りて猫の深眠り 藤嶋務 マンハッ…
いつまでも狐の檻に襟を立て 小泉洋一 み…
ソーダ水方程式を濡らしけり 小川軽舟 俳…
ひきだしに海を映さぬサングラス 神野紗希…