匂う

  1. 海市あり別れて匂ふ男あり 秦夕美【季語=海市(春)】

    海市あり別れて匂ふ男あり秦夕美(『逃世鬼』)海市とは蜃気楼のことで、海面や地表近くの空気の温度差によって、光の屈折が起こり、遠くの船や景色が浮かびあがって見える現象である。普段は見えないものが見える…

  2. 男欲し昼の蛍の掌に匂ふ 小坂順子【季語=蛍(夏)】

    男欲し昼の蛍の掌に匂ふ小坂順子当該句は上五の「男欲し」に驚…

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