こすれあく蓋もガラスの梅雨曇 上田信治 …
夫いつか踊子草に跪く 都築まとむ 我が家…
じゆてーむと呟いてゐる鯰かな 仙田洋子 …
麺麭摂るや夏めく卓の花蔬菜 飯田蛇笏 西…
水底を涼しき風のわたるなり 会津八一(上…
吊皮のしづかな拳梅雨に入る 村上鞆彦 新…
でで虫の繰り出す肉に遅れをとる 飯島晴子…
蚊を食つてうれしき鰭を使ひけり 日原傳 …
あとからの蝶美しや花葵 岩木躑躅(いわき…
棕梠の葉に高き雨垂れ青峰忌 秋元不死男(…
遠くより風来て夏の海となる 飯田龍太 ア…
【夏の季語=仲夏(6月)】田植/田植笠 …