抱きしめる

  1. 抱きしめてもらへぬ春の魚では 夏井いつき【季語=春の魚(春)】

    抱きしめてもらへぬ春の魚では夏井いつき(『伊月集』)春の魚というと鰊(にしん)や公魚(わかさぎ)、桜鯛などが思い浮かぶ。確かに抱きしめるほどの大きさではない。鰆(さわら)になると1メートルを超すこと…

おすすめ記事

  1. 口笛を吹いて晩夏の雲を呼ぶ 乾佐伎【季語=晩夏(夏)】
  2. 神保町に銀漢亭があったころ【はじめに】こしだまほ
  3. 鏡台や猟銃音の湖心より 藺草慶子【季語=猟(冬)】
  4. 血を分けし者の寝息と梟と 遠藤由樹子【季語=梟(冬)】 
  5. コンゲツノハイクを読む【2021年7月分】

Pickup記事

  1. 泥に降る雪うつくしや泥になる 小川軽舟【季語=雪(冬)】
  2. 「パリ子育て俳句さんぽ」【11月13日配信分】
  3. 天使魚の愛うらおもてそして裏 中原道夫【季語=天使魚(夏)】
  4. 秋蝶の転校生のやうに来し 大牧広【季語=秋蝶(秋)】
  5. 【春の季語】春塵
PAGE TOP