天高し深海の底は永久に闇 中野三允(『三…
八月は常なる月ぞ耐へしのべ 八田木枯 宇…
山頂に流星触れたのだろうか) 清家由香里…
なんぼでも御代りしよし敗戦日 堀本裕樹(…
まはし見る岐阜提灯の山と川 岸本尚毅 よ…
秋草のはかなかるべき名を知らず) 相生垣…
生垣や忘れ一葉を落し掃く 村尾公羽(むら…
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺) 正岡子規 …
七十や釣瓶落しの離婚沙汰 文挾夫佐恵(『…
こほろぎや女の髪の闇あたたか 竹岡一郎(…
天窓に落葉を溜めて囲碁倶楽部 加倉井秋を…
くゝ〳〵とつぐ古伊部の新酒かな 皿井旭川…