触れる

  1. ぬばたまの夜やひと触れし髪洗ふ 坂本宮尾【季語=髪洗ふ(夏)】

    ぬばたまの夜やひと触れし髪洗ふ坂本宮尾(『天動説』)幼い頃、髪を洗うのは三日に一回であった。濡れた髪は風邪をひきやすいという理由であった。母親が忙しくて髪を洗ったり乾かしたりする手伝いが出来なかった…

  2. あひふれしさみだれ傘の重かりし 中村汀女【季語=五月雨(夏)】

    あひふれしさみだれ傘の重かりし中村汀女(『汀女句集』)梅雨…

  3. 馴染むとは好きになること味噌雑煮 西村和子【季語=雑煮(新年)】

    馴染むとは好きになること味噌雑煮西村和子(『かりそめならず』)…

  4. 息触れて初夢ふたつ響きあふ 正木ゆう子【季語=初夢(新年)】

    息触れて初夢ふたつ響きあふ正木ゆう子(『水晶体』) どんな…

  5. 永き日や相触れし手は触れしまま 日野草城【季語=永き日(春)】

    永き日や相触れし手は触れしまま日野草城(『昨日の花』) 俳…

おすすめ記事

  1. 【#42】愛媛新聞の連載エッセイ「四季録」で学んだ実感
  2. 片手明るし手袋をまた失くし 相子智恵【季語=手袋(冬)】
  3. 雛飾る手の数珠しばしはづしおき 瀬戸内寂聴【季語=雛飾る(春)】
  4. 【春の季語】海苔
  5. 年玉受く何も握れぬ手でありしが 髙柳克弘【季語=年玉(新年)】

Pickup記事

  1. 夏しんと遠くめぐらす朝の森 大牧広【季語=夏の朝(夏)】
  2. 【特別寄稿】これまで、これから ーいわき復興支援の10年ー山崎祐子
  3. 新蕎麦のそば湯を棒のごとく注ぎ 鷹羽狩行【季語=新蕎麦(秋)】
  4. 神保町に銀漢亭があったころ【第45回】西村厚子
  5. 神保町に銀漢亭があったころ【第66回】阪西敦子
PAGE TOP