啜り泣く浅蜊のために灯を消せよ 磯貝碧蹄…
銀座明るし針の踵で歩かねば 八木三日女(…
象の足しづかに上る重たさよ 島津亮(『紅…
花散るや金輪際のそこひまで 池田瑠那 映…
白魚の目に哀願の二つ三つ 田村葉 同僚の…
三角形の 黒の物体オブジェの 裏側の雨 …
麗しき春の七曜またはじまる 山口誓子 堀…
初花や竹の奥より朝日かげ (川端茅舎かわ…
エリックのばかばかばかと桜降る 太田うさ…
春雷の一喝父の忌なりけり 太田壽子 ある…
百合のある方と狐のゐる方と 小山玄紀 最…
大風の春葱畠真直来よ) 飯島晴子 『寒晴…