われも

  1. つひに吾れも枯野のとほき樹となるか 野見山朱鳥【季語=枯野(冬)】

    つひに吾れも枯野のとほき樹となるか野見山朱鳥(『愁絶』)一瞬、絶筆のような趣を漂わせる。実際、晩年の句ではあるらしい。作者は虚子にその才能を称された俳人だが、病気がちであったこともあり、外へ出て対象…

おすすめ記事

  1. 春を待つこころに鳥がゐて動く 八田木枯【季語=春を待つ(冬)】
  2. 桔梗やさわや/\と草の雨     楠目橙黄子【季語=桔梗(秋)】
  3. さみだれの電車の軋み君が許へ 矢島渚男【季語=さみだれ(夏)】
  4. 菊人形たましひのなき匂かな 渡辺水巴【季語=菊人形(秋)】
  5. 「野崎海芋のたべる歳時記」あんずのコンポート

Pickup記事

  1. 絵杉戸を転び止まりの手鞠かな 山崎楽堂【季語=手鞠(新年)】
  2. オルゴールめく牧舎にも聖夜の灯 鷹羽狩行【季語=聖夜(冬)】
  3. 秋日澄み樹のいろ拾ひつづけたる 井越芳子【季語=秋日(秋)】
  4. 啜り泣く浅蜊のために灯を消せよ 磯貝碧蹄館【季語=浅利(春)】
  5. ラグビーのジヤケツの色の敵味方 福井圭児【季語=ラグビー(冬)】
PAGE TOP