1. 尺蠖の己れの宙を疑はず 飯島晴子【季語=尺蠖(夏)】

    尺蠖の己れの宙を疑はず飯島晴子(「飯島晴子全句集」)第七句集「平日」より取った。平成十年の作。尺取虫は動きが独特で、指で尺をとるのに似ているからこの名を付けられた。つまり人間は、どこかユーモラスなこ…

おすすめ記事

  1. どつさりと菊着せられて切腹す 仙田洋子【季語=菊(秋)】
  2. 【連載】歳時記のトリセツ(15)/茅根知子さん
  3. 冬蟹に尿ればどつと裏返る 只野柯舟【季語=冬蟹(冬)】
  4. 神保町に銀漢亭があったころ【第38回】柚口満
  5. 石よりも固くなりたき新松子 後藤比奈夫【季語=新松子(秋)】

Pickup記事

  1. 神保町に銀漢亭があったころ【第114回】中村かりん
  2. 綿入が似合う淋しいけど似合う 大庭紫逢【季語=綿入(冬)】
  3. 棕梠の葉に高き雨垂れ青峰忌 秋元不死男【季語=青峰忌(夏)】
  4. 秋の風互に人を怖れけり 永田青嵐【季語=秋の風(秋)】
  5. 【連載】新しい短歌をさがして【13】服部崇
PAGE TOP