象の足しづかに上る重たさよ 島津亮(『紅…
海外のニュースの河馬が泣いていた 木田智…
いつせいに柱の燃ゆる都かな 三橋敏雄 …
雨聴いて一つ灯に寄る今宵かな 村上鬼城 …
すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる 阿…
遅れて着く花粉まみれの人喰沼) 飯島晴子…
やつと大きい茶籠といつしよに眠らされ) …
くれなゐの花には季なし枕もと 石川淳(『…
秋海棠西瓜の色に咲にけり 松尾芭蕉(角川…
幾千代も散るは美し明日は三越 攝津幸彦(…
方舟へ行く一本道の闇 上野ちづこ(『黄金…
無方無時無距離砂漠の夜が明けて 津田清子…