無季

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    象の足しづかに上る重たさよ島津亮(『紅葉寺境内』昭和27年)「なぜ俳句を書くのか?」と聞かれることがあるだろう。よくある質問だが、あまり好きな質問ではない。この類の問いは突き詰めると「なぜ生きるのか…

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  9. 秋海棠西瓜の色に咲にけり 松尾芭蕉【季語=秋海棠(秋)】

  10. 幾千代も散るは美し明日は三越 攝津幸彦

  11. 方舟へ行く一本道の闇上野ちづこ(無季)

  12. 無方無時無距離砂漠の夜が明けて 津田清子(無季)

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