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新型コロナウイルスの影響をかんがみ、第8回 「千両千両井月さんまつり」がZOOMを使ってオンライン開催される。今年度は、堀井正子(文学研究家)、西村麒麟(俳人 第65回角川俳句賞受賞)を講師に招き、講演会を開催。また、ふたりの講演者に伊藤伊那男(俳人、「銀漢」主宰)、下島大輔(空谷の甥/井月顕彰会理顧問)、宮澤宏治(井月顕彰会理事)が加わり、シンポジウムが開催される予定。参加は無料だが、9月11日までに事前登録が必要。登録は、井上井月顕彰会のホームページ内の参加登録フォームより行うことができる。(H)
新型コロナの影響で今回初の試み!「第8回千両千両井月さんまつり」はご自宅のパソコン、スマートフォンで参加できるオンラインでの開催となりました。オンライン会議用ソフトの「Zoom」を使い、「You Tube」で配信します。また、ライブ配信の様子は後日伊那ケーブルテレビジョンで放送される事が決まりました。
講師はSBCラジオ「武田徹のつれづれ散歩道」でおなじみの堀井正子氏、毎年3月開催「井月忌」の発端「井月忌句会」(2013年開催)にご参加いただいた西村麒麟氏のお二方に加え、伊藤伊那男氏(俳人・銀漢主宰 第58回俳人協会受賞)を迎え、井上井月顕彰会メンバーとシンポジウムを行います。どうぞお楽しみに。
●日時
2020年9月12日(土) 13:30ライブ配信開始!
●必要事項
ネット環境と専用ソフト「Zoom」をインストールしたPC、もしくはスマホ。
ZoomはZoomホームページから無料でダウンロードできます。
*Zoomのご利用方法はZoomのHPでご確認ください。顕彰会ではPC全般の操作方法のお問い合わせにはお答え致しかねます、ご了承ください。
●参加費
無料。ただし事前の申し込みが必要となります。参加者には後日、当日の資料のPDFデータを送付します。
●申し込み方法:
井上井月顕彰会HPより申し込みフォームにアクセスし、9月11日(月)までに登録ください。
●スケジュール
13:30-13:40 開催挨拶
13:40-14:30 講演:演題「井月のバトン」講師 堀井正子(文学研究家)
14:30-14:40 休憩
14:40-15:30 講演:演題「空谷の俳句」講師 西村麒麟(俳人 第65回角川俳句賞受賞)
15:30-15:40 休憩
15:40-17:00 シンポジウム「井月をめぐる空谷・龍之介の交流 」
パネラー:伊藤伊那男(俳人 銀漢主宰)+下島大輔(空谷の甥/井月顕彰会理顧問)+宮澤宏治(井月顕彰会理事)+堀井正子+西村麒麟
司会:北村皆雄(映画監督/井月顕彰会会長)
17:00-17:10 閉会・今後の井月顕彰会の活動について
●プログラム
演題:井月のバトン 講師:堀井正子(文学研究家)
芭蕉を生涯にわたる俳諧の道の神とした井月は、芭蕉の風雅のバトンをしっかり受け継ぎ、三十年近くもの年月を、広く伊那じゅうを歩きまわり、伊那の父祖たちに渡していった。SBCラジオ「武田徹のつれづれ散歩道」で知られる堀井正子さんが語る、井月と井月を受け継いできた人びとの水脈。
演題:空谷の俳句 講師:西村麒麟(俳人 第65 回角川俳句賞受賞)
下島空谷は、生涯一冊の句集を編んでいる。「薇(ぜんまい)」(昭和15年)である。わずか300部の限定出版のため、芥川龍之介、室生犀星、久保田万太郎、菊池寛、板谷波山、萩原朔太郎らに配られ、世に広く知られたわけでもなかった。この俳句を高く評価する気鋭の俳人が初めて論ずる。
シンポジウム: 井月をめぐる空谷・龍之介の交流」
公益財団法人「日本近代文学館」の『年誌12』(2016年)に「下島勲宛諸氏書簡」、『年誌13』(2018)に、「下島勲日記」が発表され、勲(空谷)をめぐる文学者との新たな交流が明らかになった。特に空谷と芥川龍之介の交わりは深かったことがわかる。二人が住んでいた東京「田端村」の交友録。さらに空谷、龍之介は井月についてどう評価していたか?漂泊の俳人井月、その俳句についてなど俳人、文学研究者、空谷関係者、地元研究者らが話し合います。
●空谷の句集「薇」記念復刻発刊のお知らせ
下島勲(空谷)の唯一の句集「薇(ぜんまい)」(興文社 昭和15年 限定版)の復刻版が下島大輔氏によって「ほうずき書房」より発刊(2020年8月15日予定)されます。
復刻版「薇」は記念復刻で販売目的ではありませんが、希望される方には領価3,000円(税+郵送料含)で少部数のみお分けします。
なお、100 年の集積である1747句、連句・日記・書簡・逸話などを入れた650Pの決定版『新編 漂泊俳人 井月全集』(1919年)は好評販売中です。5,630円(税+郵送料含)。
ご注文は井月顕彰会事務局、メールinfo@seigetsu.org、Fax:03-3350-0654まで。