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マンスリーゲスト
おもむろに屠者は呪したり雪の風 宮沢賢治【季語=雪(冬)】
2024.12.19
教師二人牛鍋欲りて熄むことあり 中村草田男【季語=牛鍋(冬)】
2024.12.18
ポインセチア四方に逢ひたき人の居り 黒岩徳将【季語=ポインセチア(冬)】
2024.12.17
哲学も科学も寒き嚔哉 寺田寅彦
2024.12.12
冬浪のつくりし岩の貌を踏む 寺山修司【季語=冬浪(冬)】
2024.12.11
去りぎはに鞄に入るる蜜柑二個 千野千佳【季語=蜜柑(冬)】
2024.12.10
いつの日も 僕のそばには お茶がある 大谷翔平
2024.12.05
大いなる手袋忘れありにけり 高濱虚子【季語=手袋(冬)】
2024.12.04
M列六番冬着の膝を越えて座る 榮猿丸【季語=冬着(冬)】
2024.12.03
短日や襁褓に父の尿重く 相子智恵【季語=短日(冬)】
2024.11.29
冬蜂の事切れてすぐ吹かれけり 堀本裕樹【季語=冬の蜂(冬)】
2024.11.27
あんなところにからうじてつもる雪 野名紅里【季語=雪(冬)】
2024.11.26
常連とならぬ気安さ帰り花 吉田哲二【季語=帰り花(冬)】
2024.11.21
読み終へて本に厚さや十二月 鈴木総史【季語=十二月(冬)】
2024.11.20
冬の虹忘れてそして忘れ去る 藤井あかり【季語=冬の虹(冬)】
2024.11.19
母の目の前で沸かして湯たんぽへ 守屋明俊【季語=湯たんぽ(冬)】
2024.11.14
神の旅耳にあかるき風過ぎて 中西亮太【季語=神の旅(冬)】
2024.11.13
咳込めど目は物を見てゐてかなし 京極杞陽【季語=咳(冬)】
2024.11.12
立冬や日向に立てば湧く力 名取里美【季語=立冬(冬)】
2024.11.07
うれしさの木の香草の香木の実の香 黒田杏子【季語=木の実(秋)】
2024.11.06
あはれ子の夜寒の床の引けば寄る 中村汀女【季語=夜寒(秋)】
2024.11.05
一人一個ぼうぶら持つて前進す 小山玄紀【季語=ぼうぶら(秋)】
2024.10.31
あきさめや肌つつみゆく旅衣 鈴木しづ子【季語=秋雨(秋)】
2024.10.30
蜻蛉やヒーローショーの殴る蹴る 三橋五七【季語=蜻蛉(秋)】
2024.10.29
身に入むやふた親の亡き家の鍵 吉田祥子【季語=身に入む(秋)】
2024.10.24
巣をあるく蜂のあしおと秋の昼 宇佐美魚目【季語=秋の昼(秋)】
2024.10.23
とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな 中村汀女【季語=蜻蛉(秋)】
2024.10.22
秋麗の柩にもたれ眠りけり 藤田直子【季語=秋麗(秋)】
2024.10.17
柿の色とにかく生きなさいの色 宮崎斗士【季語=柿(秋)】
2024.10.16
とんばうの集ふあたりに加はる子 矢野玲奈【季語=蜻蛉(秋)】
2024.10.15
今生のいまが倖せ衣被 鈴木真砂女【季語=衣被(秋)】
2024.10.10
泣くときの唇伸びて月夜かな 池田澄子【季語=月夜(秋)】
2024.10.09
世直しをしてきたやうないぼむしり 国代鶏侍【季語=いぼむしり(秋)】
2024.10.08
おとろへし親におどろく野分かな 原裕【季語=野分(秋)】
2024.10.03
女湯に女ぎつしり豊の秋 大野朱香【季語=豊の秋(秋)】
2024.10.02
曼珠沙華傾くまいとしてをりぬ 橋本小たか【季語=曼珠沙華(秋)】
2024.10.01
黄落す光が重たすぎるとき 月野ぽぽな【季語=黄落(秋)】
2024.09.26
戦艦の生れしドック小鳥来る 稲畑廣太郎【季語=小鳥来る(秋)】
2024.09.25
虫売やすぐ死ぬ虫の説明も 西村麒麟【季語=虫売(秋)】
2024.09.24
新蕎麦や全部全部嘘じゃないよ南無 佐藤智子【季語=新蕎麦(秋)】
2024.09.19
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【新連載】ハイクノスガタ【第1回】子規と明治期の活字〈前編〉
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年6-11月分】
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