ハイクノミカタマンスリーゲスト
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折々己れにおどろく噴水時の中 中村草田男【季語=噴水(夏)】
折々己れにおどろく噴水時の中)中村草田男 草田男は第8句集『時機(とき)』に収録された昭和37年の作品以降、句集として作品を発表し、世に問うことはなかった。むしろ、草田男はそもそも句集刊行というもの…
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「月光」旅館/開けても開けてもドアがある 高柳重信
「月光」旅館 開けても開けてもドアがある)高柳重信…
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数と俳句(二)/小滝肇
数と俳句(二))小滝肇「人間は多面体だ。」―とは人が他者を…
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白夜の忠犬百骸挙げて石に近み 中村草田男【季語=白夜(夏)】
白夜の忠犬百骸挙げて石に近み)中村草田男 第8句集『時機(…
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来たことも見たこともなき宇都宮 /筑紫磐井
来たことも見たこともなき宇都宮)筑紫磐井ハイクノミカタ、再…
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数と俳句(一)/小滝肇
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「我が毒」ひとが薄めて名薬梅雨永し 中村草田男【季語=梅雨(夏)】
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夕凪を櫂ゆくバター塗るごとく 堀本裕樹【季語=夕凪(夏)】
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鶏鳴の多さよ夏の旅一歩 中村草田男【季語=夏の旅(夏)】
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白い部屋メロンのありてその匂ひ 上田信治【季語=メロン(夏)】
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虹の後さづけられたる旅へ発つ 中村草田男【季語=虹(夏)】
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金魚屋が路地を素通りしてゆきぬ 菖蒲あや【季語=金魚(夏)】