ばばばか

  1. ばばばかと書かれし壁の干菜かな   高濱虚子【季語=干菜(冬)】

    ばばばかと書かれし壁の干菜かな高濱虚子(『五百句』)虚子にこういう句があって、ちょっと笑ってしまう。出だしの「ばばば」も可笑しいが、「か」を軸とする「あ」母音の生み出すリズムが軽やかで、向日性がある…

おすすめ記事

  1. 【春の季語】鶯
  2. 生きのよき魚つめたし花蘇芳 津川絵理子【季語=花蘇芳(春)】
  3. またわたし、またわたしだ、と雀たち 柳本々々
  4. 【連載】「野崎海芋のたべる歳時記」 グジェール
  5. 天体のみなしづかなる草いきれ 生駒大祐【季語=草いきれ(夏)】

Pickup記事

  1. 変身のさなかの蝶の目のかわき 宮崎大地【季語=蝶(春)】
  2. まどごしに與へ去りたる螢かな 久保より江【季語=蛍(夏)】
  3. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第22回】東山と後藤比奈夫
  4. ラグビーのゴールは青き空にあり 長谷川櫂【季語=ラグビー(冬)】
  5. 菜の花やはつとあかるき町はつれ 正岡子規【季語=菜の花(春)】
PAGE TOP