田口茉於

  1. 逢えぬなら思いぬ草紅葉にしゃがみ 池田澄子【季語=草紅葉(秋)】

    逢えぬなら思いぬ草紅葉にしゃがみ)池田澄子句集『此処』(2020.6朔出版)所収誰かの作品を読んで、わかる、と共感することはある。けれど、わかってもらえる、と思えるのは池田澄子さんの作品だけ…

  2. 秋冷やチーズに皮膚のやうなもの 小野あらた【季語=秋冷(秋)】

    秋冷やチーズに皮膚のやうなもの)小野あらた十月も後半になる…

  3. 後の月瑞穂の国の夜なりけり 村上鬼城【季語=後の月(秋)】

    後の月瑞穂の国の夜なりけり)村上鬼城今年の後の月は10月8…

  4. 運動会静かな廊下歩きをり 岡田由季【季語=運動会(秋)】

    運動会静かな廊下歩きをり)岡田由季絶妙な共感を呼ぶ句なのに…

  5. いちじくを食べた子供の匂ひとか 鴇田智哉【季語=いちじく(秋)】

    いちじくを食べた子供の匂ひとか)鴇田智哉ああ、わかる。と感…

  6. 秋思かがやくストローを嚙みながら 小川楓子【季語=秋思(秋)】

  7. 雨月なり後部座席に人眠らせ 榮猿丸【季語=雨月(秋)】

  8. 九月来る鏡の中の無音の樹 津川絵理子【季語=九月(秋)】

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  5. 卒業の子らが机を洗ひ居る 山口草堂【季語=卒業(春)】

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  3. 気が変りやすくて蕪畠にゐる 飯島晴子【季語=蕪(冬)】
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