遠い
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つひに吾れも枯野のとほき樹となるか 野見山朱鳥【季語=枯野(冬)】
つひに吾れも枯野のとほき樹となるか野見山朱鳥(『愁絶』)一瞬、絶筆のような趣を漂わせる。実際、晩年の句ではあるらしい。作者は虚子にその才能を称された俳人だが、病気がちであったこともあり、外へ出て対象…
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本の山くづれて遠き海に鮫 小澤實【季語=鮫(冬)】
本の山くづれて遠き海に鮫小澤實(『砧』) 創作にかかわる人…
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枯野ゆく最も遠き灯に魅かれ 鷹羽狩行【季語=枯野(冬)】
枯野ゆく最も遠き灯に魅かれ)鷹羽狩行保育所の頃に母の故郷福…
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梅ほつほつ人ごゑ遠きところより 深川正一郎【季語=梅 (春)】
梅ほつほつ人ごゑ遠きところより深川正一郎(ふかがわしょういちろう)()()…