しんじつ

  1. しんじつを籠めてくれなゐ真弓の実 後藤比奈夫【季語=真弓の実(秋)】

    しんじつを籠めてくれなゐ真弓の実後藤比奈夫(『初心』) 女は真実を語らない。言わねばならぬことや言いたきことを封じ込めて男に尽くす。「秘すれば花」を実践する奥ゆかしき女が昭和の理想的妻である。封建制…

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