古雛

  1. 仕る手に笛もなし古雛 松本たかし【季語=古雛(春)】

    仕る手に笛もなし古雛)松本たかし) 母方の祖父は趣味人であった。正月二日と夏休みは必ず祖父母の家を訪ねることになっていたのだが、お正月はまず、私から届いた年賀状の字の吟味から始まる。そして、書初をさ…

おすすめ記事

  1. 【夏の季語】夏の夢
  2. 寝室にねむりの匂ひ稲の花 鈴木光影【季語=稲の花(秋)】
  3. 死なさじと肩つかまるゝ氷の下 寺田京子【季語=氷(冬)】
  4. よもに打薺もしどろもどろ哉 芭蕉【季語=薺打つ(新年)】
  5. 追ふ蝶と追はれる蝶の入れ替はる 岡田由季【季語=蝶(春)】

Pickup記事

  1. もし呼んでよいなら桐の花を呼ぶ 高梨章【季語=桐の花(夏)】
  2. 鶯や米原の町濡れやすく 加藤喜代子【季語=鶯(春)】
  3. 湖の水かたふけて田植かな 高井几董【季語=田植(夏)】
  4. 寒月下あにいもうとのやうに寝て 大木あまり【季語=寒月(冬)】
  5. うつとりと人見る奈良の鹿子哉 正岡子規【季語=鹿子(夏)】
PAGE TOP