泳ぐ

  1. 妹に告げきて燃える海泳ぐ 郡山淳一

    妹に告げきて燃える海泳ぐ郡山淳一(『半獣神』(『俳句研究』昭和48年11月号内 第一回「五十句競作」応募作))「燃える海」を比喩と読むのは容易だが、この句には燃え盛る水面を眼前に表出させる重みがある…

  2. 告げざる愛地にこぼしつつ泉汲む 恩田侑布子【季語=泳ぐ(夏)】

    告げざる愛地にこぼしつつ泉汲む恩田侑布子(『夢洗ひ』) 想…

  3. 愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子【季語=泳ぐ(夏)】

    愛されずして沖遠く泳ぐなり藤田湘子(『途上』) 一緒に泳ぎ…

  4. 暗闇の眼玉濡さず泳ぐなり 鈴木六林男【季語=泳ぐ(夏)】

    暗闇の眼玉濡さず泳ぐなり鈴木六林男(『谷間の旗』1955年)…

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