透きとおる

  1. 煮し蕗の透きとほりたり茎の虚 小澤實【季語=蕗(夏)】

    煮し蕗の透きとほりたり茎の虚)小澤實煮物の蕗が透き通っている。濃い醤油を使わず、だし汁中心にあっさりと煮上げたと想像した。煮上がった蕗が透き通っているのをみると、初夏だなと実感する。そして下五「茎の…

おすすめ記事

  1. 「パリ子育て俳句さんぽ」【3月19日配信分】
  2. 突として西洋にゆく暖炉かな 片岡奈王【季語=暖炉(冬)】
  3. 水の地球すこしはなれて春の月 正木ゆう子【季語=春の月(春)】
  4. 深追いの恋はすまじき沈丁花 芳村うつぎ【季語=沈丁花(春)】
  5. 未婚一生洗ひし足袋の合掌す 寺田京子【季語=足袋(冬)】

Pickup記事

  1. すうっと蝶ふうっと吐いて解く黙禱 中村晋【季語=蝶(春)】
  2. 寒卵良い学校へゆくために 岩田奎【季語=寒卵(冬)】
  3. 【春の季語】沙翁忌
  4. 蜩や久しぶりなる井の頭      柏崎夢香【季語=蜩(秋)】
  5. 神保町に銀漢亭があったころ【第104回】坂崎重盛
PAGE TOP