【春の季語=晩春(4月)】入学
学校に入って「新入生」となること。歴史的仮名遣いだと「にふがく」。
動詞として「入学す(る)」と用いられることもある。
4月を学期はじめとすることが日本では、4月上旬に「入学式」が開かれることが多い。
【入学(上五)】
入学児脱ぎちらしたる汗稚く 飯田龍太
入学の体から血を採るといふ 岩田奎
【入学(中七)】
哲学科に入学の甥と詩の話 森尻禮子
【入学(下五)】
8といふ数日は眼鏡入学す 上野泰
夭折のさだめと知らず入学す 秋山卓三
畝はしづかに集まり隆まり入学す 大槻紀奴夫