中村苑子
-
血を分けし者の寝息と梟と 遠藤由樹子【季語=梟(冬)】
血を分けし者の寝息と梟と)遠藤由樹子残念ながら、いまだ野生のフクロウを見たことも、鳴き声を聞いたこともない。野鳥観察をしているといっても、基本的に自転車で行ける範囲なので、せいぜい家から十数キロの平…
-
笹鳴きに覚めて朝とも日暮れとも 中村苑子【季語=笹鳴(冬)】
笹鳴きに覚めて朝とも日暮れとも)中村苑子笹鳴きは、茂みの中…
-
むかし吾を縛りし男の子凌霄花 中村苑子【季語=凌霄花(夏)】
むかし吾を縛りし男の子凌霄花中村苑子(『花隠れ』) 小学校…
-
乾草は愚かに揺るる恋か狐か 中村苑子【季語=乾草(夏)】
乾草は愚かに揺るる恋か狐か中村苑子先週が「草刈」だったので…