古川朋子

  1. 妹の手をとり水の香の方へ 小山玄紀

    妹の手をとり水の香の方へ)小山玄紀「ねじまわし」第6号(2023)馥郁とした「水の香」にふと気づく。誘われているような気がする。でも、ひとりでは行かない。そばにいる妹の手を取り、連れだってその香の源…

  2. ハフハフと泳ぎだす蛭ぼく音痴 池禎章【季語=蛭(夏)】

    ハフハフと泳ぎだす蛭ぼく音痴)池禎章最近出会った「なんじゃ…

  3. 葉桜の頃の電車は突つ走る 波多野爽波【季語=葉桜(夏)】

    葉桜の頃の電車は突つ走る)波多野爽波『湯呑』前回は星野立子…

  4. 電車いままつしぐらなり桐の花 星野立子【季語=桐の花(夏)】

    電車いままつしぐらなり桐の花)星野立子『立子句集』走る「電…

  5. 遠き屋根に日のあたる春惜しみけり 久保田万太郎【季語=春惜しむ(春)】

    遠き屋根に日のあたる春惜しみけり)久保田万太郎『流寓抄』晩…

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